塩江

◆ 香川大学 × 芝浦工業大学 × 津田塾大学◆

 職人育成塾において、日本のものづくり文化の礎となっている職人の技能や理念を習得するとともに、職人の育成について学ぶことを目的として、フィールドワーク型のプログラムをを実施しました。塩江を舞台に、2019年8月7日(水)から8月11日(日)までの4泊5日の日程で、香川大学生9名、芝浦工業大学生29名、津田塾大学生1名の合計39名が参加しました。
 職人育成塾とは、建設業関連における職人の高齢化、成り手不足の危機感から、建設内装仕上げ9職種の職人育成を目指し2015年に設立したもので、2016年から厚生労働省「建設労働者緊急育成支援事業」を受託し、廃校となった旧塩江小学校跡地において年2回のペースで事業を展開しています。
 学生たちは、職人育成塾の職人による指導の下、プランターやフォトスポットの翼オブジェ製作に取り組み、手を動かして技術・知識を吸収しました。「職人技のすばらしさを再確認でき、今後IT化が進んだとしても職人の技術は必要とされ、むしろその価値は高まっていくのではないかという考え方に変わった」と、職人の高い技術力に感銘を受けた様子でした。
 また、香川県内で実施されていた瀬戸内国際芸術祭2019や、著名な建築家の建築物に触れ、学生が自身の感性を磨きつつ地方ならではの魅力を改めて発見するプログラムとなりました。