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香川大学×津田塾大学

令和3年5月20日(木)、6月17日(木)、7月15日(木)の3日間、香川大学の八重樫ゼミ・米谷ゼミ、津田塾大学の小舘ゼミによる「かがわをバズれ!」をテーマとした合同オンラインワークショップを実施しました。本来なら小豆島で行うはずでしたが、コロナ感染症の拡大の影響を受けてオンラインでの開催となりました。

今回の合同オンラインワークショップではアイデア発表にとどまらず、実際に動くプロトタイプ(試作品)の開発も目指し、プロトタイプピングツールとしてMicrosoft365を採用し、事前に使い方を学ぶハンズオン(講習会)も開催されました。

まず、「かがわをバズれ!」をテーマに学生個人が考案した130を超えるアイデアを参加者全員が各自の端末で専用のQRコードを読み取り、提出されたアイデアから5作品を選出し、発表しました。

続いて、2大学総勢36名の学生が7班に分かれ、ハンズオンで得たスキルを活用してプロトタイプの開発を進め、約1か月後、成果発表を行いました。今回の発表ではオリジナリティあふれるアイデアを、プレゼンとプロトタイプを使って紹介しました。いずれの班も制作期間1ヵ月とは思えない完成度で、審査員からは、「実際に動くプロトタイプを開発することでシステムのイメージが伝わりやすく、小豆島で実際にシステムの実証実験をおこないたいものばかり」というコメントが寄せられました。

なお、審査員は津田塾大学小舘副学長様、株式会社RICOHワークショリューション事業本部エンベデッド開発センター山田所長様、本学産学連携・知的財産センター永冨センター長様にお願いしました。

参加学生からは、全てがオンラインの活動で不安もありましたが、専門分野が異なるお互いの大学のいいところを活かしつつ、積極的なコミュニケーションが行えました。ワークショップを通してアイデアを実際に動くプロトタイプにする難しさやユーザーを惹きつけるシステムやデザインの重要性を再確認することができました。これからも大学で勉強している内容を活用して提案した「TourSnap」の実現に挑戦したいとの感想がありました。

今回の合同オンラインワークショップの取り組みの成果から、今後、ウイズコロナ時代を見据え、継続的に実施することは学生にとってとても有益であるとともに不可欠であると感じました。